組子建具

これまでに手がけた組子建具を紹介します。

お好きなデザインで作ることができますので、ご要望ご質問等がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。

この作品は、4枚でひとつの景色を表現しています。
表題は「御岳」です。
御岳山の雄大な景色がお部屋に広がります。
【参考価格:¥3,800,000-(税別)】

建具を近くで見てみると、その細やかさに驚かれると思います。
この部分は、3つのパターンが組み合わされていることがお分かりですか?
ちなみに組子は1.6mmの桧と杉です。

この部分も3つのパターンの組み合わせですね。



これはまた細かな仕事であることが分かります。
いわゆる職人の仕事というやつです。

この画像は、山にかかる雲を表現しています。
どのように固定しているのかは、実際の作品を目にしてもわからないほどです。
組子の縦は、1.6mmの杉を使い、その間隔は1.6mmです。
また横は、2.0mmの桧をを使い、その間隔は、2.0mmです。

この部分は、素材の異なる材料(木)を組み合わせてあります。
色の違いがお分かりになるでしょうか。
ちなみに下段部分は、霞をイメージしており、桧を用いています。
中段部分は、神代杉、上段部分は、杉を用いています。



組子部分は、材料にアガチスを使い、梅鉢亀甲という組木です。
また枠接合部分も丁寧に仕上げてあります。

画像では分かりにくいかも知れませんが、建具の向こう側には障子が貼ってあります。
また組子は、上段が、二重麻の葉、下段が弁天亀甲です。

細やかな組木の影が障子に映り部屋中が柔らかな空気で満たされます。
また色の違いが障子にも現れます。



この画像は、障子を手前側にして、外光を取り入れた場合の部屋の中です。
非常に柔らかく、優しい光が差し込みます。
また内側の障子を入れ替えると襖にもなります。
これを外すことで夏戸になります。